2016年9月11日日曜日

撮影画像 Kodak EasyShare V530 Zoom その2    (ヴィヴィッドカラー編)

 
イーストマンコダックのデジタルカメラ EasyShare V530 Zoomで撮影した画像その2です。この機種はまだ比較的コダックカラーが生きていた頃のデジカメで、本体カラーモード内のヴィヴィッドカラーにするとそれは見事なコダックカラーとなります。ここで言うコダックカラーとはコダック銀塩フィルムや初期のデジタルサイエンス/デジタルカメラ(DCシリーズ)等と同じ色という意味ではなく原色系に強い独特の青色などといった意味です。
タイトルの通り全てヴィヴィッドカラーでの撮影となります。昔の機種での話ですがヴィヴィッドカラーは同社コダックの銀塩フィルムであるエクタクロームを目指したモードとのことです。



阿蘇 中岳頂上で露出補正+ヴィヴィッドカラーで撮ったもの
正直露出アンダー気味でやり過ぎ感が出てますが、露出補正は-0.3なのでそんなに極端な設定でもありません。4月の空ですがこんな色が出るのですね。


ハイジェt… ではなくハイゼットロゴ
ぶっちゃけヴィヴィッドカラーでなくてよい被写体ですが何となく・・・ 自信のあったシュナイダーブランドのレンズは質が良いらしくシャープでカリカリ画像が撮れます。単にシャープネスでブーストしているというわけではなさそうです。


ヴィヴィッドカラーですが自然に撮ろうと思えばこんな感じで綺麗に撮れます。これでも実際よりかなり鮮やかなはずですが、所謂記憶色というものでしょうか。プリント映えします。



自然その2
やはりこうやってみてもカリカリ描写です


青空の色だけでもかなりの違いがある感じです。上部はコバルトブルー系に、下部は白っぽい水色のような青空となっています。もちろん実際の風景がこんな不思議な色をしていたわけではないのですが。



手前の建物の色は普通なのに青空の色だけが濃いブルーです


こんな感じでこの時代のコダックデジカメは今までのコダックブルーとは少し違う感覚ながらも独特なヴィヴィッドカラーは楽しめました。現代のPIXPROでも頑張ってコダックブルーを再現してみようという試みがされていることがありましたが、コンデジ系では残念ながら今までのGEデジカメとほぼ同一ということもあり、この時代のコダックデジカメのような色味は出ないそうです。独特の発色は逆に言えばじゃじゃ馬で扱いにくいということにもなるので、そのまんま撮れるというのはカメラとしての正統進化だと思いますが。
結論として旧世紀や2000年付近のデジタルサイエンスシリーズやDCシリーズのようなコダックブルーではないものの、ヴィヴィッドカラーで撮って場面によっては露出をマイナスにすればコダックブルー?な濃い青が出せる世代のカメラかと思います。後の世代のコダックデジカメは部門がフレクストロニクスへの売却などがあったためか一部機種を除いてあっさりカラーになっていたのでコダックカラーを求めるにはある程度古い機種でなければならないのかもしれません。コダックデジカメであっさりの代名詞的な機種がEasyShare LS755ですね。




撮影機種

メーカー  :イーストマンコダック
機種    :EasyShare V530 ZOOM
発売    :2005年7月下旬
画素数  :536万画素
センサー :1/2.5型 CCD 原色フィルター
レンズ   :Schneider-KREUZNACH C-VARIGON
      Opt.x3 6.02-18.06m(36-108m)
エンジン :Kodak カラーサイエンス




 


デジカメ本体レビュー
.Kodak EasyShare V530 ZOOM
撮ってみた画像 その1
Kodak EasyShare V530Zoom 撮影画像 1



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